校長挨拶

かけがえのない一人 他者を思う心

 私たちは、それぞれ長所だけでなく、短所・欠点をたくさん持っています。人より劣っているところもたくさんあります。けれども、一人ひとりが「他の人と替わることができない大切な存在なのだ」、そしてその小さな一人が「たくさんの人たちの心をつなぐ役割を果たしているのだ」ということを知ってほしいのです。

この15年間、明治学院高校生はモンゴル・マレーシア・フィリピン・インド・バングラデシュ・中国・イラクの子どもたちに向けて具体的に支援の取り組みをしてきました。明治学院の高校生に聞くと、「私たちはたまたま日本に生まれてきたのかもしれない。この同じ地球で、同じ時代を生きているのに、ある国の子は豊かで、ある国の子は苦しんでいる。それでいいのだろうか。そのことを思うと心が痛い。何かせずにはいられない」と言って、さまざまなところで取り組んでいます。

 憲法学者の宮澤俊義先生は、このようなことを「人権の感覚」と言っていますが、明治学院には、このような「人権の感覚」、「他者を思う心」を持った子がたくさんいるのです。「他者を思う心」を持つことによって、その子の心がどんどんきれいになってゆくのが感じられます。

 私たちはこのような子どもたちを大切にし、より良い未来を作るために努力したいと願っています。